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ソーシャルインクルージョンって？

今日の生活の中で、孤立し、孤独な生活を送っている人々、あるいは社会から排除され、差別され、その摩擦に苦しんでいる人々。そうした人々が健康で文化的な生活を送り、社会の構成員として人生のQOLを高めることが出来るよう、みんなで包みあい、支えあい、地域社会全体を共生社会に変えていこうとする活動、仕組みのこと。社会的包摂と訳されたりします。

いま、なぜソーシャルインクルージョンが必要なのでしょうか。その背景は？

今日私たちをめぐる生活環境の中で、家族や地域のコミュニティ、さらには企業社会等がこれまで有していた人間相互の支え合い、紐帯といった、いわば自発的な「公的な機能」が失われつつあります。そうしたことから社会に順応することが困難な、さらには不得手な人々が顕在化し、増加しつつあります。そして、そうした人々が社会生活の中で阻害、孤立、或いは差別、排除されていくといった状況が生じてきています。

どのような人々をみんなで包み、支えていくのだろうか？

障がい者、高齢者、刑余者、DV被害者とその子供、被災者、中途退学者、ホームレス、薬物中毒者、暴力団社会復帰者、貧困者層etc

ソーシャルインクルージョンで目指す社会とは？

様々な困難を抱えつつも、まずは学ぶ機会があって、就労の場そして適切な住まいが確保され、QOLの向上に努め、そのことを実感できる生活が確保できる社会。