2025年 4月 の投稿一覧

いとまん平和マラソン参加報告

2025年3月16日(日)、沖縄県糸満市で「いとまん平和マラソン」が開催されました。 熊本県からは4名の選手が競技用10キロに出場しました。

当日は、沖縄県にしては珍しくあいにくの雨となり、風もやや強く、気温は16度程度。車いすレースにとっては厳しいコンディションとなりました。 参加者の中には、雨の中でのレースが初めての選手もおり、「無事にゴールまでたどり着けるだろうか」という不安を抱えながら、8時30分に糸満西崎陸上競技場をスタートしました。
コースでは、係員の方々が雨の中で誘導をしてくださったり、自転車で道路状況を説明しながら先導してくださったり、沿道からの応援もありました。そうした支えのおかげで、全員が時間内に無事ゴールすることができました。

ゴール後は、悪天候の中でのレースということもあり、それぞれにこれまでとは違う経験をし、多くの思い出をつくることができました。また、常用の車いすで5km・2.5kmの部に出場された手動・電動の参加者の皆さんが、雨の中を懸命に走る姿を見て、私たちも勇気と元気、そして感動をいただきました。

今回の大会では、送迎などでご支援くださったNPO法人バリアフリーネットワーク会議の皆さんに、心より感謝申し上げます。臨機応変なご対応、本当にありがとうございました。

天候は厳しかったものの、非常に楽しい沖縄大会となりました。

菊陽町立菊陽中学校 車いすスラローム体験会報告

令和7 年2 月17 日(月)、菊陽町立菊陽中学校にて、2 年生を対象に車いす体験教室を実施しました。

車いす体験教室では、かつてパラリンピック競技として行われていた『車いすスラローム』を活用し、楽しく学べる形式で実施しました。生徒の皆さんの多くは、これまで車いすに乗ったことがなく、スロープや段差を越えるのに苦戦する様子も見られました。しかし、積極的に挑戦し、次第に協力し合いながらコースをクリアしていく姿が印象的でした。この体験を通じて、車いす利用者が日常生活で直面するバリアを実感してもらえたのではないかと思います。

最後に、今回の車いす体験(スラローム)の総仕上げとして、各クラスの代表を選出し、クラス対抗のタイムレースを実施しました。代表となった生徒たちは責任を感じてか、なかなか思うように車いすを操作できず苦戦していましたが、クラスメイトからの大きな声援を受けながら、懸命にチャレンジし、それぞれ記録を残すことができました。

今回の体験を通じて、生徒の皆さんが車いすユーザーの視点に立ち、ユニバーサルデザインやバリアフリー、インクルーシブな社会環境について考えるきっかけになれば嬉しく思います。今後もこのような体験の場を提供していきたいと考えています。

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菊陽町立菊陽中学校講演報告

令和7 年2 月4 日(金)、菊陽町立菊陽中学校にて、2 年生を対象に講演会を行いました。
菊陽中学校での講演は、昨年に引き続き2 回目となります。生徒の皆さんは、拙い話にもかかわらず、誰一人居眠りすることなく、話の内容に応じてうなずいたり、笑い声を上げたり、歓声をあげたりと、熱心に耳を傾けてくれました。

講演後には、競技用の車いす(レーサー)に実際に触れてもらう機会を設けました。生徒たちは「軽い!」「ブレーキはどうやってかけるのですか?」「最高速度はどれくらい出るのですか?」「漕ぐとき手は痛くないですか?」と、興味津々で次々と質問を投げかけてくれました。最後には「握手してください!」と声をかけられ、まるで芸能人にな
ったような気分を味わいました。

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菊陽町立武蔵ヶ丘中学校 講演と車いすスラローム体験会 報告

令和6 年12 月12 日(金)、菊陽町立武蔵ヶ丘中学校にて、1 年生を対象に講演会と車いす体験教室を開催しました。
講演では、生徒の皆さんが熱心に耳を傾けてくださり、質疑応答の時間には「車いすで大変なことは?」「一番うれしかったことは?」「車いすマラソン用の車いすはいくらですか?」など、多くの質問をいただき、予定時間を超えるほどの盛り上がりを見せました。

車いす体験教室では、かつてパラリンピック競技として行われていた『車いすスラローム』を活用し、楽しく学べる形式で実施しました。生徒の皆さんは、ほとんどが車いすに乗ったことがなく、スロープや段差をうまく越えられずに苦戦する姿も見られました。しかし、積極的に挑戦し、次第に協力し合いながらコースをクリアする様子が印象的でした。この体験を通じて、車いす利用者が日常生活で直面するバリアを実感してもらえたのではないかと思います。

最後に、代表の生徒さんから「今日の体験を活かし、今後の生活の中で困っている方を見かけたら、自分にできることを実践していきたいです。」との感想をいただき、今回の体験教室が有意義な時間となったことを実感しました。

今後も、より多くの方に車いす体験教室を通じて、障がい者スポーツやバリアフリーについて考えていただける機会を提供していきたいと思います。

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