菊陽町立菊陽中学校 車いすスラローム体験会報告

令和7 年2 月17 日(月)、菊陽町立菊陽中学校にて、2 年生を対象に車いす体験教室を実施しました。

車いす体験教室では、かつてパラリンピック競技として行われていた『車いすスラローム』を活用し、楽しく学べる形式で実施しました。生徒の皆さんの多くは、これまで車いすに乗ったことがなく、スロープや段差を越えるのに苦戦する様子も見られました。しかし、積極的に挑戦し、次第に協力し合いながらコースをクリアしていく姿が印象的でした。この体験を通じて、車いす利用者が日常生活で直面するバリアを実感してもらえたのではないかと思います。

最後に、今回の車いす体験(スラローム)の総仕上げとして、各クラスの代表を選出し、クラス対抗のタイムレースを実施しました。代表となった生徒たちは責任を感じてか、なかなか思うように車いすを操作できず苦戦していましたが、クラスメイトからの大きな声援を受けながら、懸命にチャレンジし、それぞれ記録を残すことができました。

今回の体験を通じて、生徒の皆さんが車いすユーザーの視点に立ち、ユニバーサルデザインやバリアフリー、インクルーシブな社会環境について考えるきっかけになれば嬉しく思います。今後もこのような体験の場を提供していきたいと考えています。

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