報告

障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験学習会報告

 令和6年11月27日(水)に熊本県立芦北高校において、福祉科の1・2年生38人を対象に障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験学習会を開催しました。
テストおよび文化祭も終了して、今回の体験を楽しみにしていたとの事を表すかのようにみんなはじける笑顔で取り組んでいただきました。

ただ、最初は車いす操作が初めての事もあり、自分の思う様に動かすことができず戸惑っていましたが練習を重ねるにつれ少しずつ動かせるようになりました。
最後は各グループに分かれ試合をするとボールの取り合いに大爆笑あり、ボールを必死に追いかける仲間に大声援あり、見事なプレーとシュートに大拍手の嵐となりました。

今回の体験を通じ、車いすユーザーの現状とパラスポーツの必要性および魅力を感じていただけたら意義が合ったかと思う体験会でした。

アスリート支援事業 サポート選手原かのん選手が2種目金メダル獲得

10月26日・27日に佐賀県で開催されました第32回全国障害者スポーツ大会に当法人のアスリート支援事業でサポートしている原かのん選手が陸上競技の肢体⑭1部100mと200mに出場しました。

原選手は26日の200m種目で33秒57の大会新記録で優勝。27日の100m種目でも17秒97の大会新記録で優勝しました。特に100m種目は追い風が強く、全ての100mレースは追い風(3~4m)の影響で良い記録は出るものの風(+2.0m/sを超える)の為に参考記録となり、選手に取っては嬉しさと残念な複雑な気持ちとなりました。

そんな中に原選手も同様な気象条件下でレースはスタート。その瞬間、風が弱くなり+1.4mで勇逸の正式記録となり、大会記録と認定されました。奇跡的な気象条件であったが、そこで記録を出せた事は、言うまでもなく日頃の練習の賜と思います。

日常生活の中で練習となる方法や新たな体づくりのトレーニングを取り入れ、取り組んだ結果が成績、記録につながったかと思います。また、それだけでなく大会期間中にサポートいただいた皆さんのお蔭で体調も崩さず、レースに臨めたことの感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。
これからも当法人はご家族と共に練習メニューや栄養など総合的なサポートに取り組んで行きたいと思います。

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久留米筑後川河川敷自転車道路の練習会報告

 10月20日14時から今年初めてのロード実践練習を行いました。当日は晴天でしたが風が強く、トレーニングの条件としてはあいにくの天候となった。
 そこで、この強風を有効に活用し、往路の迎え風を負荷トレーニング(ヒルトレーニング)と同様ととらえ、また復路は追い風を利用したスピードトレーニングとする大変貴重な条件のロードトレーニングとなった。
 ただ、クラスT33の矢島選手は上肢障害もある為に往路では厳しいくハードな条件となった。さらに復路の追い風は、思った以上の強風によりコースによってはスピードが上がり、ハンドリムの回転に手が付いていけない状況となった。だが全般的には良い経験になる良いトレーニングとなった。一方でクラスT34の高峯選手は、しっかり天候をうまく利用したトレーニングとなった。

 が一部で強風の影響を受けて上手くレーサーをコントロールすることができず、叢に突入してしまったところもあった。しかしケガもなく終了することができた。
 今回も当法人から3名の支援者を派遣し、選手のサポートを行った。また、多くの仲間が参加していただき、練習会を盛り上げていただいた。ご参加いただきました仲間のみなさまにお礼申し上げます。

アスリート支援事業報告

10月5日(土)に熊本県東地区(阿蘇、菊池、合志)の障がい者陸上練習会及び記録会が開催されました。当法人がサポートしています選手も参加しました。
日ごろの練習は室内練習機(ローラー)で基本としっており、実践的なトラック練習は久しぶりとなりました。
13時からの開催開始に向け、10時ごろに熊本市内を出発する頃は太陽が照り付ける暑い天気でしたが、阿蘇会場のアピカ陸上競技場に近づくにつれ雲が太陽を遮り、さわやかな天候になりました。しかし、練習を開始する頃には肌寒くなり長袖を羽織るまでになりました。また、少し雨も降りだし、なかなか体調を整えるのも難しい天候となる中に、それぞれの選手がそれぞれの種目に出場(チャレンジ)しました。
見事に自己記録更新した選手。また、始めての種目に挑戦した選手。素晴らしい走りでした。着実に成長していることを実感しました。
陸上競技に取り組んでいる以上は、記録にこだわる事は当然ですが、選手が健康で継続していることも重要な事かと思います。また、続けていることが健康、記録、成績に必ずつながると言う思いでサポートしています。
天候が不順な中にそれぞれの種目にチャレンジ、そして達成お疲れ様でした。
これからもそれぞれの目標に向けて取り組んで行きましょう。

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2024中国・四国パラ陸上競技大会報告

9月8日、愛媛県総合運動公園陸上競技場(ニンジニアスタジアム)において2024中国・四国パラ陸上競技大会が開催されました。現在サポート中の原かのん選手が100mと200mの2種目に出場しました。30度を超える厳しい暑さの中、100m 18”26、200m 34”48という記録で見事1位となりました。

特に100m種目では、自分の記録を0.73秒更新するすばらしい走りで自己新記録を達成しました。また、この記録は日本パラ陸上競技連盟の強化育成指定選手標準記録Aにあと0.05秒という見事な記録でした。さらに、今回の重要な目的の一つであった競技クラスの判定については、日本パラ陸上競技連盟のクラス分けを受けT54で確定となりました。
日頃から地道にトレーニングに取り組んできた努力の成果が、今回の大幅な自己新記録につながったのではないかと考えます。大会を終えたばかりですが、原選手は、次の目標である佐賀県で開催される第23回全国障害者スポーツ大会に向けての練習を始動しています。
当法人は、今後も原選手のサポートを継続的に実施していきます。
頑張れ、原かのん選手!

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車いす陸上競技教室、記録会を行いました

NPO法人ソーシャルインクルージョン研究センター
車いす陸上教室・記録測定・加速度測定、ビデオ撮影
報 告

令和6年4月13日に八代運動公園陸上競技場で車いす陸上教室・記録測定・加速測定、
ハイスピードカメラ撮影を行いました。
参加者は熊本県、鹿児島県、宮崎県から12名の選手が集まり、和気あいあいの中に自分
の希望する種目の記録を測定や情報交換を行った。また、ベテランのセンスからのアドバイス
等を受け、各選手は更なる競技力向上を目指し、練習に取り組んだ。
参加者から日ごろ行えない記録測定や多くの選手と交流を深められ、有意義な時間だったと
高評価で機会が有ったら、また参加したいと声が聞こえた。

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第4回いとまん平和マラソン大会報告

2024年3月17日(日)、沖縄県糸満市の西崎陸上競技場で車いす部の10kmレースが開催されました。 当NPO法人が支援する矢島選手と高峯選手が参加しました。 当日は風が少しありましたが、南国らしい20度を越える暖かい気候で、選手たちにとって走りやすい条件でした。 矢島選手は初参加で、50分13秒とまずまずのタイムを記録しました。高峯選手は2回目の挑戦で、41分01秒でゴールしました。両選手とも日々の練習の成果を感じ、満足そうでした。また、ホテル近のお店でマグロ解体ショーを見学し、美味しい料理を楽しむことができ、大いに満足しました。来年への参加意欲も高まっているようです。

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原かのん選手が2種目金メダル獲得 ボッチャ競技で矢島一樹選手が銀メダル獲得

アスリート支援事業 サポート選手 原かのん選手が2種目金メダル獲得

アスリート支援事業 サポート選手 矢島一樹選手がボッチャ競技で銀メダル獲得しました。

10月28日から10月30日まで鹿児島県で特別全国障害者スポーツ大会が開催されました。
当該大会には、当法人のアスリート支援事業でサポートしている原かのん選手が陸上競技100mと200mに、また矢島一樹選手がボッチャに出場しました。

原かのん選手
28日の200m種目で34秒07(大会新記録であったが追い風参考の為に正式記録と認められず)で優勝、29日の100m種目でも18秒99で優勝しました。
これまで黙々と陸上競技の練習に取り組んできた原選手ですが、今年14歳となり全国規模の競技大会出場資格を得て、いよいよ大会で練習の成果を発揮すべく大会にエントリーをしていましたが、過去2大会に渡り大会直前に体調を崩し出場を断念していました。しかし、諦めずに練習に励み今大会の出場となりました。念願がかない出場できた今大会で好成績を残すことができ、選手の喜びもひとしおだったようです。
今大会の結果は、陸上競技に取り組む原選手にとって格別のスタートとなったことは間違いないと実感しました。選手を支えるご家族と共にこれからも練習メニューや栄養など総合的なサポートに取り組んでゆきたいと思います。

  • 原かのん選手の写真
  • 原かのん選手と女性の写真

矢島一樹選手
矢島選手は、熊本市代表としてボッチャ競技に出場し、銀メダルを獲得しました。
大会後は、11月19日開催の大分国際車いすマラソン大会で、自身の記録を更新すべく、気持ちを切り替えてさらに厳しい練習に取り組む決意を語っていました。
今後とも両選手の応援をよろしくお願いします。

アスリート支援事業報告

9月3日(日)に熊本県東地区(阿蘇、菊池、合志)の障がい者陸上練習会が開催されました。当法人がサポートしています選手も参加しました。
日ごろの練習は室内練習機(ローラー)で基本としっており、実践的なトラック練習は久しぶりとなりました。
今回は、阿蘇とは言え大変天気が良くて、テントの中が恋しい気象条件でした。そんな天候の中でしたが、それぞれの選手がそれぞれの種目に出場(チャレンジ)しました。
陸上競技に取り組んでいる以上は、記録にこだわる事は重要ですが、選手の皆さんが健康で継続していることが、何よりも重いメダルかもしれません。また、続けていると記録、成績に必ずつながると確信しています。
暑さを乗り越え、目標に向けて取り組み続けましょう。
お疲れ様でした。

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