報告

車いす陸上競技教室、記録会を行いました

NPO法人ソーシャルインクルージョン研究センター
車いす陸上教室・記録測定・加速度測定、ビデオ撮影
報 告

令和6年4月13日に八代運動公園陸上競技場で車いす陸上教室・記録測定・加速測定、
ハイスピードカメラ撮影を行いました。
参加者は熊本県、鹿児島県、宮崎県から12名の選手が集まり、和気あいあいの中に自分
の希望する種目の記録を測定や情報交換を行った。また、ベテランのセンスからのアドバイス
等を受け、各選手は更なる競技力向上を目指し、練習に取り組んだ。
参加者から日ごろ行えない記録測定や多くの選手と交流を深められ、有意義な時間だったと
高評価で機会が有ったら、また参加したいと声が聞こえた。

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第4回いとまん平和マラソン大会報告

2024年3月17日(日)、沖縄県糸満市の西崎陸上競技場で車いす部の10kmレースが開催されました。 当NPO法人が支援する矢島選手と高峯選手が参加しました。 当日は風が少しありましたが、南国らしい20度を越える暖かい気候で、選手たちにとって走りやすい条件でした。 矢島選手は初参加で、50分13秒とまずまずのタイムを記録しました。高峯選手は2回目の挑戦で、41分01秒でゴールしました。両選手とも日々の練習の成果を感じ、満足そうでした。また、ホテル近のお店でマグロ解体ショーを見学し、美味しい料理を楽しむことができ、大いに満足しました。来年への参加意欲も高まっているようです。

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原かのん選手が2種目金メダル獲得 ボッチャ競技で矢島一樹選手が銀メダル獲得

アスリート支援事業 サポート選手 原かのん選手が2種目金メダル獲得

アスリート支援事業 サポート選手 矢島一樹選手がボッチャ競技で銀メダル獲得しました。

10月28日から10月30日まで鹿児島県で特別全国障害者スポーツ大会が開催されました。
当該大会には、当法人のアスリート支援事業でサポートしている原かのん選手が陸上競技100mと200mに、また矢島一樹選手がボッチャに出場しました。

原かのん選手
28日の200m種目で34秒07(大会新記録であったが追い風参考の為に正式記録と認められず)で優勝、29日の100m種目でも18秒99で優勝しました。
これまで黙々と陸上競技の練習に取り組んできた原選手ですが、今年14歳となり全国規模の競技大会出場資格を得て、いよいよ大会で練習の成果を発揮すべく大会にエントリーをしていましたが、過去2大会に渡り大会直前に体調を崩し出場を断念していました。しかし、諦めずに練習に励み今大会の出場となりました。念願がかない出場できた今大会で好成績を残すことができ、選手の喜びもひとしおだったようです。
今大会の結果は、陸上競技に取り組む原選手にとって格別のスタートとなったことは間違いないと実感しました。選手を支えるご家族と共にこれからも練習メニューや栄養など総合的なサポートに取り組んでゆきたいと思います。

  • 原かのん選手の写真
  • 原かのん選手と女性の写真

矢島一樹選手
矢島選手は、熊本市代表としてボッチャ競技に出場し、銀メダルを獲得しました。
大会後は、11月19日開催の大分国際車いすマラソン大会で、自身の記録を更新すべく、気持ちを切り替えてさらに厳しい練習に取り組む決意を語っていました。
今後とも両選手の応援をよろしくお願いします。

アスリート支援事業報告

9月3日(日)に熊本県東地区(阿蘇、菊池、合志)の障がい者陸上練習会が開催されました。当法人がサポートしています選手も参加しました。
日ごろの練習は室内練習機(ローラー)で基本としっており、実践的なトラック練習は久しぶりとなりました。
今回は、阿蘇とは言え大変天気が良くて、テントの中が恋しい気象条件でした。そんな天候の中でしたが、それぞれの選手がそれぞれの種目に出場(チャレンジ)しました。
陸上競技に取り組んでいる以上は、記録にこだわる事は重要ですが、選手の皆さんが健康で継続していることが、何よりも重いメダルかもしれません。また、続けていると記録、成績に必ずつながると確信しています。
暑さを乗り越え、目標に向けて取り組み続けましょう。
お疲れ様でした。

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障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験学習会

 令和5年2月8日(水)に熊本県立芦北高校において、福祉科の1・2年生39人を対象に障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験学習会を開催しました。
 昨年はコロナウィルス感染症の問題があり、開催できませんでしたが、今回は、手指消毒、体育館の換気等感染防止に十分留意しながらの開催となりました。生徒都の皆様にとっては、車いすバスケットボールの体験を通して、障がい者スポーツの楽しさ、技術の難しさなどを実感し、心身の状況に応じてスポーツを楽しむ環づくりの重要性について考える学ぶ機会になって頂けたら幸いです。

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熊本日日新聞の2月9日朝刊で紹介された。

地域総合型スポーツクラブ車いすバスケット体験報告

 令和5年1月26日(木)に嘉島町民体育館で総合型地域スポーツクラブ嘉島湧く湧く元気クラブの会員の皆さんに車いすバスケットボールを体験し、障がいの理解を深めると共に、運営者のパラスポーツへの理解を深め、クラブや自治体での導入を検討する機会を目的で開催されました。
 小学生19名が参加されました。小学生の生徒にはバスケット用車いすが少し大きくて、なかなか操作がしづらそうでしたが、見る見るうちに車いす操作も上手くなり笑顔も多くなりました。
 最終的には少し低いゴールリングを用いて試合を行いました。試合は白熱したゲーム展開となり、チーム間での大きな掛け声とゴール決まった時に歓声が沸き上がっていた。また、コートの周囲を固めていた家族からも声援がおくられていました。
 今回、参加者の中に車いすユーザーの会員さんも参加しており、和気あいあいと自然に溶け込みパラスポーツの共生社会の現実を垣間見る事となりました。

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南関町パラスポーツ導入体験報告

 令和5年1月22日(日)に総合型地域スポーツクラブ運営者のパラスポーツへの理解を深め、クラブや自治体での導入を検討する機会を目的で玉名郡和水のスカイドーム2000アリーナで開催されました。
 始めにパラリンピックについての講演の後に車いすバスケットの体験会を行いました。当日は気温5度の寒い日でしたが、車いすの基本操作を続けるうちに体も暖かくなったのか上着をむぎ始める体験者も見受けられるようになりました。最後の体験試合では体も気持ちも熱くなり、白熱した試合となりました。

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第1回チャレンジ陸上大会 報告

11月19日、えがお健康スタジアムで第1回チャレンジ陸上大会が開催されました。当法人がサポートしている原かのん選手が100m種目に参加し、雨の中自己最高記録19秒76を0秒63更新する19秒13でゴールしました。
今回の結果は、前日の練習時に雨天の対策として松脂の使用方法を紹介したのが功を奏したようで、本人も「あいにくの雨でしたが、マツヤニ効果のおかげで走る事ができました」と嬉しいコメントを寄せてくれました。とは言え一番は本人の日ごろの練習の賜物です。
これからも引き続き車いす陸上に取り組んで行きましょう。
今回の記録更新は日本パラ陸上競技連盟の強化指定選手育成標準記録Bの2回目の突破となりました。本当に原かのん選手の実力が着実に付いてきている証の記録です。
おめでとうございます。

第41回大分国際車いすマラソン大会報告

昨日、大分県で第41回大分国際車いすマラソン大会が開催されました。熊本県からは熊本県車いす陸上競技連盟の会員9名を含む10名が出場しました。大分県に次ぐ出場選手が多い県となりました。
当法人がサポートしている矢島一樹選手(T33)と高峯俊選手(T34)がハーフマラソンの部に出場しました。
矢島選手は1時間30分切りを目標にスタートしましたが、3km地点でステップ(足載せ)のベルトが外れて左足が落ちてしまうアクシデントがありました。しかし、あきらめず1時間40分10秒でゴールとなりました。本人は目標達成ができなかったと悔しい表情ではありましたが、アクシデントに合いながらも約18kmを走りぬいた粘り強い精神力、気力は称賛に値するものです。
高峯選手は、昨年のトラブルを教訓にレーサーの整備を念入りに行い、記録更新を目指しスタートしました。コーナーや下り坂の走行がスムーズに走れなかったものの順調に走り、1時間16分56秒の好タイムでゴールしました。昨年の記録を約32分も短縮する自己記録更新となりました。お疲れ様でした。