報告

芦北高校(福祉科)車いすバスケットボール体験

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 3月14日(水)芦北高校にて車いすバスケットボール体験を実施してまいりました。今回は、福祉科の1、2年生のみなさんと楽しく実施いたしました。
 生徒のみなさんは、初めて乗る競技用の車いすに戸惑う場面も見られましたが、次第に慣れ、試合をする頃にはとても楽しんで車いすバスケを行うことができました。当日はテレビ局の取材もあり、夕方の放送で車いすバスケ体験の様子も放映されました。
 車いすバスケの体験実習でしたが、そのほかにも色々と気づきの場面もあり、有意義な体験会になったのではないでしょうか。

熊本市立北部東小学校に講演に行ってきました

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熊本市立北部東小学校に講演に行ってきました。大変暑い日でしたが、5年生の皆さん行儀良く話を聞いて頂きました。
 その後に感想文が届きました。読ませて頂き、私自身が励まされる感想文でした。有難うございました。 これからも北部東小学校5年生に負けないように頑張ります。

阿蘇仮設住宅のみなさんへのボッチャ競技の紹介報告

平成29年4月2日に阿蘇仮設住宅集会所においてボッチャ競技の紹介に行ってきました。
当初は、会場が使用可能かどうかの確認と打ち合わせの予定でしたが、集会所には3名の入居者がいらっしゃったので、ルールを説明した後、さっそく試合(ゲーム)を体験していただきました。

ゲームを繰り返しているうちに、入居者の方が一人増えまた一人増えと6名の方々が参加し、シンプルなルールにはすぐに慣れ、徐々にゲームの奥深さや楽しさに白熱したゲームが展開されるようになりました。
最後には3名対3名のチーム戦を、審判が計測するほど良い試合となり、あたかもパラリンピックのように、拍手や歓声が上がる盛り上がりでした。
皆さん口々に、「おもしろか」「なかなか思うようにいかん」と時間が経つのを忘れて楽しんでいらっしゃいました。

仮設住宅にお住いのみなさんは、何かと不自由で楽しく時間を過ごしたり運動したりする機会がないようです。これを機会に、みなさんが和気あいあいと楽しく笑顔で過ごせる時間づくりのお手伝いが今後もできたらと思いました。

大津高校車いすバスケ体験会報告

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~体験談を踏まえ、伝えたいこと~
平成29年3月16日(木)、熊本県立大津高校にて、車いすバスケ体験を実施してまいりました。バスケ用車いすは、熊本保健科学大学様より15台をお借りして持ち込みました。

今回は、北京パラリンピックで4位入賞に貢献された、車いすバスケットボール女子日本代表の、平井美喜選手も講師としてご参加いただきました。平井さんは先月(2月)大阪にて行われた、「2017国際親善女子車椅子バスケットボール大阪大会」にも出場された現役の日本代表選手です。

参加された大津高校の生徒の皆さんは、全員が体育コースに所属するこちらも現役バリバリのスポーツ選手!しかもサッカー部と女子バスケ部という県内、いや全国屈指の強豪チームの選手たちでした。

まず当法人理事の山本行文より、自身の車いすバスケとの出会いやスポーツについてのお話のあと、車いすの特性や乗り方、操作方法の説明を行いました。その後生徒の皆さんは実際に車いすを漕いで、コートを往復したりターンしたり、床に落ちたボールを拾い上げる練習などを行いました。さすが体育コースの高校生だけあって、飲み込みも早い!スタート~ストップ~ターンなど、順調に進んでいきます。
そしていよいよ5対5のゲームにうつります。いざ試合となるとやはりパスもなかなかつながらないかな?という心配をよそに、意外とパスがつながっていきます。しかし、シュートがなかなか決まらず、悪戦苦闘。シュートが決まると、大歓声が上がっていました。

生徒さん同士の試合も一通り終わり、最後に生徒vs先生+平井選手の試合を行いました。結果は、お互い一歩も譲らず進んでいき、最後の数秒で先生チームが得点をあげ勝利しました。平井選手のスピードを目の当たりにした生徒の皆さんは、「速っ!」と驚嘆の声をあげていらっしゃいました。

皆さんに実際に見て、そして体験していただくことで、何か一つでも気づきを見つけるお手伝いができればと思っております。

南陵祭車いすバスケットボール体験報告

南陵祭車いすバスケットボール体験報告のようす

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 平成28年11月13日(日)、熊本県立南陵高校において、南陵祭が開催されました。
 今回は、その南陵祭のイベントとして、車いすバスケ体験を実施してまいりました。バスケ用車いすは、熊本保健科学大学様より10台をお借りして持ち込みました。

11:00~一回目の体験会開始!
 先生方も交えて、車いすの特性や乗り方、操作方法の説明の後に、実際に皆さんで車いすを漕いで、コートを往復したりターンしたり、床に落ちたボールを拾い上げる練習などを行った後は、5対5のゲームを実施しました。
なかなか思った方向に車いすが進まなかったり、パスに手が届かなかったりしながらも、みなさんいい笑顔でボールを追いかけ、そしてシュートまで積極的に狙っていらっしゃいました。ゴールが決まると、大きな歓声が上がり非常に盛り上がりました!

 12:00~の二回目には、更に多くの高校生の皆さんが参加していただきました。最初は、「車いすバスケってどんなスポーツ?」「どうやってやるの?」といった感じの生徒さんたちも、練習を進めるうちに夢中にボールを追いかけて、楽しんでいました。中には、他校から南陵祭に来ていた生徒さんが参加していただいたり、非常に有意義な2時間となりました。その後も、保護者の方や生徒さんのご兄弟の小学生、中学生が車いすバスケに興味津々といった感じで、「ちょっと乗ってもいいですか?」と少しの時間ではありましたが体験していただくこともできました。

 今後もスポーツを実際に体験することで、より多くの気づきをみなさんに提供していきたいと考えております。

ジュニア用レーサー贈呈式のご報告

ジュニア用レーサー贈呈式のようす

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ジュニア用レーサー贈呈式

この度、熊本城東ライオンズクラブ様より、当法人へジュニア用陸上競技車いすを2台寄贈していただきました。贈呈式は、平成28年9月28日11時から、うまかな・よかなスタジアム屋内走路にて行われました。
まずは、熊本城東ライオンズクラブ第6代会長の河田啓吾様より、「チャレンジ陸上大会に関わることで、障がいのある方、特に子供達のスポーツの現状を知り、今回のジュニア用陸上競技車いす(アジャスタブルレーサー)の寄贈につながった。是非、この車いすを活用して元気に走り回ってほしい。」と寄贈者挨拶が行われました。続いて、当法人理事長の米満弘之から、「障がいのある子供達が、伸び伸びと育っていくためには、運動は欠かせない、是非活用させていただきたい。」と受贈者謝辞が述べられました。

その後、熊本市東区の小学2年生、原かのんさんに実際に寄贈されたジュニア用陸上競技車いすに試乗していただきました。小柄なかのんさん身体にも、ぴったり合うように調整されたレーサーで、屋内走路で軽く走った後は、雨上がりのトラックに飛び出し、勢いよく走っていました。
身体のサイズに合わせて、座面を横に広げることができる寄贈されたレーサーは、様々な方に活用していただくことができるため、今後はよりひろく運動の普及に役立てていくことが期待されます。
2台のレーサーを寄贈していただきました、熊本城東ライオンズクラブ様に、心よりお礼申し上げます。

車いす体験教室報告

車いす体験教室報告の写真

今回は、初めての試みとして中学生を対象とした、車いす体験教室を開催いたしました。対象は、熊本大学教育学部附属中学校の3年生の生徒の皆さん全員でした。まずは井福校長先生より、教室開催の意義について、「他校と違い、特別支援学級などがない中学校のため、日常的に障がいを持った方々と触れ合う機会が少ない。この教室を通して、身近に感じてほしい。」とご説明頂きました。その後、当センターの山本センター長より、ソーシャルインクルージョンの理念を、中学生にわかりやすく簡潔にご説明していただいた後、教室へとうつっていきました。

 通常、車いす体験というと車いす各部の名称説明や、利用者の状況、操作方法、介助方法の説明および実践という形式が多いと思いますが、当センターの車いす体験教室は、『車いすスラローム』という、かつてパラリンピック種目であったスポーツを活用し、楽しく車いす体験や補助の体験をしていただく形式で行いました。

 初めに車いすの簡単な説明を行い、できるだけ多くのみなさんに実際に車いすに乗っていただくために、早速スラロームに挑戦していただきました。生徒さんたちは、車いすに乗った経験もない方がほとんどでしたが、非常に積極的に取り組んでいらっしゃいました。コース内には、スロープや段差などもあるため、登れなかったり、越えられなかったりと悪戦苦闘する姿も見られましたが、日常生活での車いす利用者におけるバリアも実感していただけたと思います。

 最後に、代表の生徒さんから、「これからの生活の中で、今日の体験を活かし、できることは、実践していきたいと思います。」と感想もいただき、今回の教室が有意義な時間になったのではないかと、一安心いたしました。今後も広く、車いす体験教室を実施していきたいと考えております。

主  催:熊本大学教育学部附属中学校
特定非営利活動法人ソーシャルインクルージョン研究センター
協  力:熊本機能病院、熊本保健科学大学
日  時:平成27年11月6日(金)15:10~16:10
場  所:熊本大学教育学部附属中学校体育館
対  象:中学3年生

平成27年度 夏季車いす陸上教室報告

平成27年度夏季車いす陸上教室報告の写真

今年も、毎年恒例の夏季車いす陸上教室を、暑い8月から大分国際車いすマラソン前の10月末までの期間に実施しました。

熊本特有の蒸し暑い時期に、比較的涼しい夜の時間帯に練習ができるように、許可をいただいて熊本県民総合運動公園内の道路を走るのですが、今年も毎週水曜日の夜18時30分から準備を開始し、およそ21時まで車いすマラソンの初心者の方々を中心に、みんなで楽しく走ることができました。写真のように、安全のためにヘルメットをかぶり、目立つようにライトを装着をして走ります。

最近では、ジョギングをされている方々から、「こんばんは」「頑張ってください!」などお声かけ頂くことも増えてきました。毎回、2~6名の参加者があり、駆動フォームやグローブの工夫、ポジションや練習の方法などベテラン選手に相談したり、様々な情報を皆で共有しながら実施することができ、とても有意義な練習となりました。

初心者用の乗りやすい、レーサータイプの車いすの貸し出しも可能ですので、ちょっと試してみたいという方は是非ご参加ください。来年は、もっと多くの方々と一緒に走りたいと思っております。

主  催:特定非営利活動法人ソーシャルインクルージョン研究センター
熊本県車いす陸上競技連盟
協  力:熊本機能病院、熊本県スポーツ振興事業団
期  間:平成27年8月1日(水)~11月4日(水)
毎週水曜日午後18時30分~ 練習開始開始
場  所:熊本県民総合運動公園 東バイパス側入り口駐車場

平成 27 年度 パラリンピック目指す選手の車いす陸上競技合宿 報告

今回、リオデジャネイロパラリンピックおよび東京パラリンピックを目指す、若手車いす陸上選手(T34,T51)を対象に、合同合宿を開催した。
普段、それぞれ一人で練習を行っているT34クラスの選手を中心に、東京・神奈川・宮崎・熊本より合計5名の選手が参加した。
期間中には、100mの加速度測定において、国立熊本高等専門学校准教授の髙橋恭平先生(学生2名含む)、動作解析において、熊本保健科学大学講師の松原誠仁先生(学生6名含む)にご協力いただき、選手の走行データ解析のための測定も実施することができた。
ロンドンパラリンピックや、仁川アジアパラゲームスに出場した選手から初心者の選手まで、21~25歳という若手選手であった。日頃は特に指導者もおらず、独自に練習を行っているものがほとんどであったため、基本的な駆動動作の確認から実施。練習全体としては、スタートダッシュのフェーズを中心に開始し、最終日には中間加速までの練習を行った。また、各選手それぞれの課題を明確にするために、宿舎にてスロー動画を全員にて確認しながら、ミーティングを行った。これまで自身の駆動フォームを、見る機会があまりなかったためか、各選手食い入るように映像を見ていた。
合宿中には、地元中学生や九州各地の大学陸上部が合宿に訪れており、非常に活気ある雰囲気の中、練習を行うことができた。また最終日には、日程の重なっていた地元のマスターズ陸上大会の100mにおいて、一組くみこんでいただくことができた。審判の先生方も、参加していた小学生~高齢者の幅広い世代の方々も初めて見る方がほとんどという状況の中、今回の合宿において明確になった課題を念頭に、レースを実施することができ、非常に有意義な合宿となったのではないかと思われた。        文責 野崎